ロンドンを出て一泊二日の湖水地方旅行2日目は、ダーヴェント ウォーター湖のクルーズやストーン・サークルに行く予定です。
湖水地方はかなり見どころいっぱいです!
リンデウハウ・カントリーハウスの朝ごはん。
昨晩のディナーのムーディな雰囲気とは異なり、爽やかな雰囲気のレストラン。
伝統的なイングリッシュブレックファースト。
ヨーグルートやフルーツはブッフェになっているので、銘々好きなものを取り、メインは豚の血のソーセージやカンバーランドソーセージ、とスクランブルエッグ。
朝から優雅な気持ちになります。
昨晩アペリティフを頂いたラウンジも、爽やかな雰囲気。重厚感もありながら温かみのあるインテリアがセンス良いですね。
ピーターラビットの作者のベアトリス・ポターさんがお母さんの晩年の棲家として贈った邸宅をリノベーションしたホテルで、至るところに写真が飾られているものの、ピーターラビットのキャラクターを感じさせるのはこの棚だけ。
そんな、商売っ気なく、浮ついてない感じがステキですね。
ホテルを出て、今朝はグラスミアという町からスタートです。
ホテルから車で30分ほどの距離です。
グラスミアでは、とても人気のジンジャーブレッド屋さん”SARAH NELSON セーラー・ネルソン”に訪れました。
このジンジャーブレッド屋さんのお店は元は小学校だった建物で、ワーズワースが教師として教え、ワーズワースの息子が通っていたこともあったそう。
一坪ほどの小さなお店。店内には甘い生姜の香りが漂っていて、創業当時(1660年)からの服装をした店員さんが対応してくれます。
これも絵本から飛び出てきたようなカワイイ世界♪
ジンジャーブレッドは、ブレッド、といっても、パンではなくてビスケットのような硬い形状。
包装も素朴でカワイイですよね、青いプリントの紙包装でいかにも手作り、という雰囲気。
画像はお店の公式HPより拝借。
このジンジャーブレッド、とても美味しい!
硬いのですが、口に入れると崩れる食感で、生姜のスパイスと甘味のバランスがとても上品。生姜は強めなので、生姜が苦手な人はもしかするとあまり好きではないかもしれません。
私は生姜大好きなので、このくらい生姜が強い方が好みです!
包装紙の説明によると、できるだけ早くお召し上がりください。保存する場合は密閉容器に入れ、お召し上がりいただくときには、オーブンで数分ゆっくりと温めていただくと再び新鮮な味をお楽しみいただけますとのこと。
私たちはロンドンに帰ってから温めて食べたのですが、出来たてはやっぱりかなり美味しいらしいので、本当はすぐに食べたいところです。朝ごはんを食べ過ぎました。。
そしてこのジンジャーブレッド、なんと日本でもオンラインショップがあり手に入るようです。
Sarah Nelson's Gingerbread online shop
どこで作っているのでしょうか。湖水地方で作ったものを日本まで送ってくれるんでしょうか???
グラスミアでは、こんなまさに絵画のような景色が楽しめます。
地図で見るとこのようにあのカワイイ小川がずっと続いています。
この辺りはウォーキングするととても気持ち良いようです。確かにバスで回るのも便利ですが、ぐるりと散策する時間があるとより良いですね。
ボウネス オン ウィンダミアなどショップがたくさんある街での自由時間はあるのですが、田舎での散策時間あるとより湖水地方の良さが感じられるかもしれません。
続いて、ダーヴェント ウォーター湖に向かってクルーズです♪
ダーヴェント ウォーター湖は、映画「ミス・ポター」の撮影地でもあります。
美しい湖水地方の風景です。
岸辺にボードが浮かんで、なんとも詩的ですね。
私たちが乗った船はもっと大きくて、屋根も付いているタイプです。
観光用とはいえ、景観を壊さないデザイン。
湖水地方は人気の観光地でもありますが、ナショナルトラストが管理している場所が多いためか、自然がしっかり残されていて、商業的になっていないのが魅力です。
晴れてきました!
風を感じて気持ち良いです!
湖上からは、カワイイ家も見えます。
森の感じもとてもキレイで癒されます。
晴れたので外に出てきました。
水しぶきがカメラに飛んで写真に写ってますが。
奥には美しい山々。
ロンドンには山がないので、ロンドナーは山登りに憧れがあるそう。
湖水地方にある山はさほど高い山はないのですが、トレッキングを楽しむ人がたくさん。
桟橋も素朴でステキ。
曇ったり晴れたり、ですが、曇りの天気も雰囲気にハマる湖水地方。
雨は嫌ですけどね。
そしてホニスター峠へ鉱山の景色を見に移動。
地図でいうとこんな位置関係です。
大自然!
曇ってると9月でも寒い!
ホニスター峠はスレートの採れる鉱山でもあり、滝が流れていたり急勾配の山々。
続いてストーン・サークルへ。
イギリスの世界遺産といえば「ストーンヘンジ」が有名ですが、湖水地方にも、謎のストーンサークルがあります。
ケズィックの「キャッスルリッグ・ストーン・サークル」。
高原の中に突如現れて、入場料などかからないです。
入り口に岩のレイアウトを表すボードがあります。
ストーン・サークルは世界中にたくさんありますが、、この湖水地方のストーンサークルは、中でも古く新石器時代あたりに作られたとされています。
直径30メートルのサークルなので、人間との比較で大きさの感じわかるでしょうか。
結構小さめです。
石に触れるのもOKで、そこからパワーがもらえるパワースポットとして人気だそう。
上手く、サークル感の出る写真が撮れなかったので。webから拝借。
何の目的で作られたかは未だにわからないそう。
前述のあの簡単な説明ボードがある以外には、人工的なものが全くない場所で、360度の大自然に囲まれた環境で見られる古代遺跡は、何とも不思議な気持ちになります。
ここも観光地化されていなくて、それが本当に素晴らしいですね。
日本だとすぐお土産屋さんとか出来ちゃいますがそういったことが一切ないのがイギリスのステキなとこですね。
このサークルの中央にある地面が出ている部分はパワースポットということで、体が熱く感じたりする人もいるのだとか。
私たちは全く感じられなかったです。笑
再度グラスミアに戻ってきて、ワーズワースが生活した家「ダブコテージ」。
ダブコテージには庭があり、天気によりますが、一般開放されているので見学ができるようなのですが、少し飽きてきた私たちは外観を見るだけにしました。
初日に来たボウネスの街に戻ってきました。
この街にはたくさんカワイイお店もあるので夕方まで散策タイム。
両親はアフタヌーンティ、私たち夫婦はフィッシュアンドチップスを楽しみました。
2日間でしたが、伝統的なイギリス料理が続いたので、ロンドンの両親宅に戻って、出前一丁(笑)。
ロンドンからのたった1泊の小旅行でしたが、堪能しました♪
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