銀座には、様々な都道府県のアンテナショップがあり、それぞれにレストランが入っていますが、山形のアンテナショップはちよっと特別なんです。
山形の庄内にある、「アル・ケッチァーノ」というお店が銀座にある山形アンテナショップに山形庄内の食材をふんだんに用いたイタリアンレストランを出した形。
シェフは奥田政行氏という有名な方で、地産地消の活動から、『情熱大陸』で紹介されたり、世界でも活躍されているシェフ。
経歴の中から一部を抜粋するだけでも、
・2006年10月、イタリアのスローフード協会国際本部主催の「テッラ・マードレ2006」で、世界の料理人1000人に選出される(日本からは11人)。
・2010年11月、農林水産省より「第一回料理マスターズブロンズ賞」を受賞する。(受賞者全国より7名)
・2012年には、ローマ法皇やダライ・ラマに謁見し山形のお米の「つや姫」を送る。
・2016年6月、イタリアミラノにて世界野菜料理コンテスト The Vegetarian Chance で3位に入賞
などなど。
本店の「アル・ケッチァーノ」自体が、かなりカジュアルな空間になっているようですが、銀座のお店もアンテナショップの上で、全く高級感を感じない作りなので、口コミを見ていると驚かれる人も多いようですね。
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公式ページより。左がレストランで、右と真ん中の写真は、正にアンテナショップ。
ランチは、パスタランチが1850円、ランチコースが3800円~、ディナーは、6000円から15000円までコースがあり、山形県から毎朝届く新鮮で多彩な食材を楽しむことができます。
少し前の8月中旬に訪れました。
店内は、シンプルでやはり「高級感」とか「おしゃれさ」というのとは違った雰囲気。
素朴、です。
山形のスパークリングワインで乾杯!
シャルドネで、美味しいです。
スターターは、”おいよ”という白身の魚。
セロリと合いますね、夏にピッタリな一皿。
ニジマス。付け合わせは、キュウリの一種にアボカドを和えたもの。
岩牡蠣。超立派!
土砂の関係で今年最後かも、とのことでした。
私は普段仕事の関係上、牡蠣は食べられないのですが、明日から夏休みなのでいただきます!
磯の香りが口の中に広がって、幸せー。
トマトなどがドサっと乗ってますが、それでも牡蠣が負けてないのが、さすが岩牡蠣!
白ワインも山形縛りでいただきます。
稚鮎。 ナスが魚の脂を残さず吸ってくれる、という意図とのこと。
確かに苦味が良いですね。
洋辛子のソルベとキュウリを、
鮎の苦味が残っているうちに、口の中に入れて食べてくださいと、稚鮎の最後の一口を口に入れた瞬間に持ってきてくれます!
山形の庄内には、枝豆を入れただけのお味噌汁があり、それが何故か蟹の味がすることから、「カニ汁」と言われるそう。
正確には枝豆はだだちゃ豆を使うそうで、今回のお料理は、カニ、であんなに美味しいんだから、エビと合わせたら最強なんじゃないか、ということで、エビのリゾットとだだちゃ豆。
リゾットはつや姫を使っているそう。
本当に山形って、食材が豊富ですね!
お魚は何の種類だったか、忘れてしまいました。ウロコがパリパリで美味しい!
オカヒジキと合わせていただきます。
どんどんワインいっちゃいます!
パスタは、さくらんぼとミニトマトのシンプルなオイルパスタ。
さくらんぼも山形ですねー。
お口直しは、「何か当てたら、ワイン1杯プレゼントします!」と言われて、真剣に考えたものの。
味は黒糖で煮たフルーツって感じで、食感はとても切れ味の良い包丁で切られた瓜のような感じ。
瓜?メロン?洋梨?と答えてみましたがらどれも不正解。。
答えは、、スイカとのこと!
えええー!触感が全然違うしー。特殊な機械でプレスしたスイカで、黒糖も使ってないとのこと。
これ、スイカそのものの甘さなんだー!と感動。。
そしてメインは、羊を3種類。
こちらを見せていただき、お腹の空き具合を聞かれます。
こうやって一人ひとり取り分けてもらって、三種類を少しずついただきます。
デザートは、三人それぞれ違うものを出してくれます。
桃のコンポート。
尾花沢スイカのソルベをパンナコッタにかけて。その場でシェフがソルベをかけてくれます。
尾花沢スイカも山形だー。凄いな、山形!
と思うんだから、アンテナショップとして成功してますよね。
だだちゃ豆のセミフレッド。
これ、とても美味しい!
こうやって、山形の食を巡る旅を堪能しました!
山形に縁のある人と訪れたら絶対楽しいし、喜んでもらえると思います!
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