KM delicious trip

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ドイツ クリスマスマーケットとサンセバスチャン旅行記12 Bodegon Alejandroでのディナー

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 2年ぶり3回目のサンセバスチャン初日の夜は、Bodegon Alejandro でディナーしました。

ランチでバル巡りしたので、夜は着席スタイルのレストランが良いと思い、事前に予約しておきました。

 

このBodegon Alejandro は、前回行ってとっても感動した三つ星のMartin Berasategui(マルティン ベラサテギ) のシェフ、マルティン ベラサテギのご両親がかつて経営していたお店で、ベラサテギは14歳の時にこのレストランで働き始め、20歳で両親のレストランを引き継ぎ、25歳だった1986年に初めてミシュランの星を獲得したという、そんなお店です。

 

結論から言うと、とってもステキなお店でした!

コスパもとても高いです!

ただ、初めてサンセバスチャンに行く場合に、行くべきお店か、は判断が迷うところです。

 

それは、他にも行くべきお店がたくさんあるから。

滞在日数と目的にもよると思うので、

どんな特徴があるお店なのか、是非詳細をご覧ください!

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場所は、旧市街のバルがひしめくエリアで、昼間に行ったBAR SPORT の並びにあります。

 

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入り口はこんな感じ。

多くのバルが立ち飲みスタイルで店の外にもお客さんがたくさん出て飲んだり食べたりしている中、やはり落ち着いた佇まい。

 

入り口のメニューとともに、ミシュラン2018のマークがついてますが、
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星を持っているわけではないようです。

 

星を持っているわけではないけれど、ミシュランがリコメンドしているお店、として載っていました。

www.viamichelin.es

 

 

入り口のデザインがステキ。
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とってもスペイン的だなと思います。

 

この階段を降りていくとレセプション。

そこからいくつかの部屋に分かれていますが、私たちはこちらの部屋に通されました。

老夫婦が一組いるだけで、結構空いてました。
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ちょっとエキゾチックな感じと、そこに椅子にファーがつけられていたり、フォークロアな雰囲気もカワイイ!

 

メニューは、アラカルトと、

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もちろんコースもあります。

あまりお腹が空いていなかったものの、せっかくなので、テイスティングメニューをオーダーしました。


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結構あるけど、食べきれるかな。。

52ユーロのコースに、

これまたせっかくなので、と、

ペアリングワイン(19.5ユーロ)もオーダーしました。

 

1人約9000円の計算です。
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期待が高まります!


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まずはスープとパンから。

胃を温めて、食欲が出てきた感じ!

 

テーブルが地図になっていて、カワイイ!

 

チャコリHiruzta D.O. Getariako Txakolinaと共にいただくのは、前菜三種。

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写真上から。

Spider crab Stew Donosti style and pil-pil sauce

クモガニのシチューDonostiスタイルとピルピルソース

Marinated sardine fillet with Crystal peppers

イワシの切り身とクリスタルペッパー

Royal of celeriac with lemony broth and cockles

セロリのロイヤル レモンスープとコックル

 

どれも優しい味がベースなのですが、ペッパーやレモンなど、インパクトも同時に残す味!

 

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次のワインもチャコリ。

Eklipse Itsasmendi D.O. Bizkaiko Txakolina

でも、チャコリはチャコリでも。

チャコリの中でもとっても珍しい赤ワイン。

 

チャコリの生産の大半は白ブドウで、黒ブドウはチャコリ全体でもたったの5%しか栽培されておらず、その中でもこのイチャスメンディは90%の栽培をおこなっているそう。


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Slow cooked egg served with Emmental consommé

ゆっくり調理された卵 エメンタールのコンソメを添えて

 

これも優しさ代表ですね!

同時に旨味もコクも、ものすごく感じます!

エメンタールチーズが香ばしくって最高のバランス!

 

卵を割ると、
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とろーりオレンジ色の黄身。

 

今回の旅は、ドイツはクリスマスマーケットでずっと立ち飲みご飯、サンセバスチャンに入っても立ち飲みご飯たったので、

久しぶりにゆっくりとテーブルで食べたディナー。笑


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Valserrano D.O. Ca. Rioja

リオハの白ワインと共にいただくのは、


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Grilled hake with virgin olive oil and citrus vinaigrette

メルルーサのグリル  バージンオリーブオイルと柑橘類のビネグレット

 

このhakeという、タラの一種のメルルーサは、バスク地方ではお馴染みの食材。

タラではあるんですが、脂がのっていて本当に美味しいお魚。


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Ysios Colección Privada D.O.Ca. Rioja

続いて、リオハの赤。


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Long maturation Iberian pork loin, with mash

熟したイベリコ豚ロース肉

 

ぎゅっとしていながら柔らかくて美味しい!ピンクペッパーも効いてます。

生ハムのしょっぱさと、マッシュポテトのクリーミーさも良い組み合わせ。


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そしてデザートと合わせるお酒として出てきたのが、こちら。

自家製のスイートオレンジワイン。

くるくると丸まって紐でくくられているのは、このレシピ。


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 辛口の白ワインのボトル1本に、オレンジ2個分の皮に、コリアンダーシードを4粒、砂糖100グラム。

作り方も載っています!

 

こういうサービスって良いですよね。

接客もとっても良かったです。

親切で丁寧で上品で、ちょっと聞くと色々教えてくれました。

 

「マルティン ベラサテギのご両親が経営しているの?」と聞くと、「今は違う。マルティン ベラサテギとは今も良い関係だよ」とのことでした!

 

デザート1品目は、
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Caramelised french toast, served with cheese ice cream

カラメルフレンチトースト、チーズアイスクリーム添え

これ、最高に美味しい!

フレンチトーストの域を超えているでしょう、これ!

焼き目のつき方も最高!

(でも、旦那さんのはちょっと焦げ過ぎてました。笑)

 

もう一皿のデザートは、
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Kakhi, almond crumbs and vanila ice cream

カーキってのは何なのか、わからないのですが、、、桃?

アーモンドパン粉、バニラアイスクリーム

 

最後にさっぱりしました!


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エスプレッソのタイミングで、プチフルが、このかわいい切り株型のケースに入って出てきました!

焼き菓子までちゃんと美味しいのは、本当に素晴らしい!

でもお腹苦しいーーー。


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 ご馳走様でした!

これで、一人9,000円なら大満足です!

 

ということで、

・この素朴さと洗練さのバランスが好きな人で

・立ち飲みではなく着席が良い時で

・一人1万円以内の予算

という場合にピッタリです。

 

ただ、その場合、今回私たちが滞在中にずっと休業中で行けなかったのですが、食通の人がこぞって行くというBar Ibai も同じ条件に合ってきます。

ただ、トリップアドバイザーの口コミはとっても低いんですけどね。このBar Ibai

 

私たちも行けていないので、比較できなくて残念ですが、次回またBar Ibai 入れるようにチャレンジしたいと思います!

 

そして、Zazpi Bar-Restaurante もまた、評判の高いバルでありレストラン。

デギュスタシオンのコースも40ユーロ。

こちらともちょっと被ってきますね。

このZazpi Bar-Restaurante も次に行こう!とチェックしているお店です!

でもBodegon Alejandroよりはカジュアルですかね。

 

 

ということで、

・この素朴さと洗練さのバランスが好きな人で

・立ち飲みではなく着席が良い時で

・一人1万円以内の予算 に加えて

・賛否が分かれない安定感を希望

・ゆったり落ち着いた雰囲気で食事したい

そんな時は、Bodegon Alejandroオススメです!

 

 

Bodegon Alejandroの予約は、公式ホームページから可能です。

http://www.bodegonalejandro.com/en/home/#relivethehistory

 

 

続いては、冬のサンセバスチャンに訪れたなら是非見てもらいたい朝日の様子!

www.km-delicious-trip.com

 

 

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ドイツのクリスマスマーケットとサンセバスチャン旅行記① 計画編 - KM delicious trip

ドイツのクリスマスマーケットとサンセバスチャン旅行記② 準備編<航空券・ホテル予約> - KM delicious trip

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