もう6月に入ってしまったけれど。
今年のゴールデンウイークは、”キャンプ” と”部屋の片付け” と”映画鑑賞” に終始した私たち夫婦。
今回は、その"片付け"について、参考にしたり、その直後に見たら、また伝わるものがあった動画2本についてご紹介します。
一年前に引っ越した時に、かなり物を捨てたのですが、最近なんだか散らかっているのが心地良くなく。
思い切って、ウォーキングクローゼットの中の洋服と、押入れ (我が家のマンションは築年数がかなり古いため、"クローゼット"、ではなく、奥行きのある"押入れ"なんです)、そして手がつけられてなかった書類たちを一斉に片付けることに。
そこで、かなり前から日本でも話題となり、今Netflixで人気番組になるほどに全米で注目されている「KONMARI 〜人生がときめく片づけの魔法〜」を見てみました。
KONMARI 〜人生がときめく片づけの魔法〜
ずいぶん前に、近藤麻理恵さんが本を出していたことは知っていましたが、当時はさして興味なく読んだこともありませんでした。
そこに、Netflixでも番組になってるということと、全米でも話題になっていることを知って、丁度日本のテレビ番組でも「片付けのノウハウ」として取り上げられていました。
片付ける順番
「片付けのノウハウ=こんまりメソット」としては、
①洋服から片付ける
②次は本や書類
③そして小物
④最後に思い出の品
インパクトが大きい洋服から始める、ということと、要るか要らないかのジャッジが比較的難しくかうものから進めると良い、というもの。
ときめくか、ときめかないか
基本は"捨てる"ってことなのですが、こんまりメソッドの大きなポイントは、
「ときめくか、ときめかないか、で、捨てる=手放すかどうかを決める」ということです。
その「ときめく」という言葉を英語では「spark joy」と表現しています。
私たちも、
早速お洋服から「ときめくか、ときめかないか」で決めていき、手放すと決めたら、「これまでありがとう」と言いながら手放す、というこんまりメソッドのとおりに進めていきました。
最初はその決断に時間がかかったのですが、慣れてくると、どんどん決められます!
というか、迷ったら捨てる!に慣れていきます。
そんなこんなで、スッキリ部屋が片付いて、「お気に入りの一軍だけに囲まれて暮らす快感」を手に入れました!
物理的にどう、というだけでなく、精神的な効果が凄いですね。
そして、片付け終わってから、改めてこの番組を見てみて、その精神的な効果が大きく、「人生が変わった!!!」という人々のケースがシーズン通して描かれています。
こんまりさんは、まるで少女のような、かわいらしい格好で、片付けのスタートに「お家にご挨拶」として、瞑想する時間を設けます。
「家に挨拶」
「ときめき」
「感謝を伝えて手放す」
などの、ちょっとスピリチュアルとも言えるこんまりメソッドに、毎回家の持ち主は驚きと感銘を持って受け止めます。
と同時に、まず全ての洋服を一箇所に集めるのですが、その量を目の当たりにして、自己嫌悪に陥ってしまったり、自分と向き合う要素が満載なんです。
片付けって奥が深い!
もちろん片付けのノウハウもたくさん出てくるので、洋服のたたみ方、しまい方、小物には小さなボックスを使うことなど、参考になる情報がたくさん!
こうしてお部屋が整理されると、心も整理されるんですね!
例えば、最愛の旦那さんを亡くした女性が、旦那さんの持ち物を捨てられずに未来に向かえなかったのですが、このこんまりメソッドで片付けていくうちに、きちんと正面から受け止めて、これから先の自分の人生を考えていくようになります。
その表情は全く変わり、そんな過程を見ることができるのも、この番組の魅力です。
ミニマリズム MINIMALISM
部屋を片付けて、"こんまり"見て、ただただ物理的な意義だけでなく、
精神性や、生き方、までを考えたのが、何とも面白く。
そんなことこら見たのがこちらの、「ミニマリズム」。
私たち夫婦は欲しいものもたくさんあるし、ミニマリスト、とは思わないものの。
・車は要らない
・持ち家は要らない
・無駄なものは買いたくない
・センスを下げるものは置きたくない
という、こだわりはあります。
ミニマリスト、っていうと、部屋に本当に必要最小限のものだけを置いてる人のイメージだったけど、
それは1つのスタイルとしてあるのでしょうが、本質的には、この映画の、
ミニマリズムは単に物を捨てることではありません。自分の人生をコントロールすることです。こうすべきだ、と言う声を聞くのはやめて、自分がしたいことは自分で決めるのです。
ということなんだなぁ、と理解し、このメッセージには深く共感しました!
映画の中でとても良いインタビューがあります。
『人を愛して、物は使う。逆は決してうまくいかない』というものです。
逆ということは、
『物を愛して、人を使う』ということですね。
たしかにー。
物に固執することで、失うものはたくさんあるし、人を"使う"という感覚は、全くhappyじゃない。
まぁ、物を"愛して"自分なりのこだわりを持ったものなら、それが生き方を表すことだから、それはアリかな、とは思います。
こだわりの、選んだ"物"ならば。
そんなことが勉強になった、有意義な映画でした!
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