バレンタインディナーに、外苑前にあるl'intemporel(ランタンポレル)に夫婦で行ってきました。
予約より15分早く着いてしまったのですが、「お料理まで少しお待ちいただけますか」とのことでしたが、席に通していただけました。
(画像は公式より)
店内は、半個室含めて、4席とカウンターのみ。
シェフ1名とサービス・ソムリエを担当される方(最後に名刺をいただき知りますが、この方がオーナー)の2名でされています。
落ち着いた、清潔感ある雰囲気がとても良いです。
テーブルセッティングも、シンプルでモダン。
お料理は、8000円のコースにして、ワインは5種のペアリングにしました。
まずはシャンパンから。
熟成シャンパンで、辛口ながらしっかりしていて美味しい!
早く来てしまったので、お料理前に1杯飲んでしまったら、シャンパンをさりげなく足してくれました。
「明日は定休日ですので、ボトルに余らせておいても」との配慮の一言。
嬉しーい!優しーい!
お料理スタートです。
まずは、太ゴボウとニンジンのピューレのタルト。
タルトといっても極薄で、その食感も良いす。太ゴボウも超千切りにしてあるので、土臭くなく、とにかく野菜が甘い!
続いて、
芽ブロッコリーとキャビアと、
鳥の出汁とウニの2品。
芽ブロッコリーの苦味とキャビアの塩味が合います。
物凄くさりげない味、というか、それだけに素材そのものの味に意識がフォーカスするので、それがとても贅沢に感じます。
この、鳥の出汁とウニも、100杯くらい食べたい!
優しい出汁と、ウニの塩気がめちゃくちゃ合います。
バターは、宮崎の発酵バター。
パンは、お料理に合わせて数種類出してくれます。
シェフのスペシャリテの
カリフラワーのパイ包み。
玉ねぎ丸一日煮込んだソースと、
赤いのは紅玉、緑のはディル。
薄くカリフラワーをパイで包んで、オーブンに入れられているので、カリフラワーがホクホク、アツアツ!
シンプルながらめちゃくちゃ美味しいです。
カリフラワーに合わせるのは、
アルザスのワイン。
ライチのような風味が紅玉のソースとも合うし、素朴なカリフラワーと、華やかさが意外と合います。
サバのコンソメ。
まさにサバの味を、臭みを削ぎ落として旨みを残した感じ。
このペアリングの妙を一番感じたのが、このワイン。
VIN Jaune。
620mlで少し小さいボトルなんですね。
シェリー酒のようなアルコール度数14%のワインで、このサバのコンソメに合わせると、お互いが全く違う風味に変わる!
素晴らしいマリアージュ♪
特に、普通はお料理食べて、から、ワインを飲む、でマリアージュを楽しみますが、
このスープは、先にワインを飲んでから、スープを飲むと、味がまた全く違って、美味しい!楽しい!
フォカッチャ。
お魚には、2人でそれぞれ違うワインをチョイスさせていただきました。
ひとつは、ソムリエがこのお料理にベストと思うもの。
もうひとつは、合わなくないけど、お値段的にも価値のあるもの。
お料理が来るまで、ワインだけを楽しんでたタイミングでは、後者が好みの味でした。
でもそれも、どちらがどちら、と聞かずにワインとお料理をいただいて、最後に答え合わせをしたのですが、果たして、、
お魚は鰆。
シズル感があり見た目も含めて、火入れが素晴らしい!
合わせたガルニもカブで、素朴な味同士に、お味噌のソース。
さっきの答え合わせですが、
ワインは、やっぱりソムリエが選んだものの方が、お料理に合う!
それが改めて楽しい!と思いました。
こうやって解説されたり、クイズっぽくしながらレストランで食べるのが、本当に幸せ♪
お肉に合わせるワインも2種類。
メインが豪華!
鴨が美しい!
牡蠣も美しい!
かなりのボリュームですが、前菜がシンプルだっただけに、問題なく完食できました。
メインのお肉に合わせるのは、カシスのパン。
パンも本当に美味しかったです。
デザートは、シンプルにバニラアイス。
下に苦味のあるキャラメルが敷かれていて、大人の味。
ハーブティーも美味しかった♪
シュガーケースもモダンでステキ。
本当に、プロが手間をかけて、素材そのものを美味しく食べられるようにした、という感動を味わえるお店。
フレンチだけど、ヘルシーな、身体に良いことした感覚が味わえます。
ワインとのマリアージュも本当に楽しい発見がたくさんありました!
また行きます!
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