今や何でも日本で買える時代なので、海外旅行のお土産、特に自分たちに買うべきものって迷いますよね。
私たち夫婦は、海外旅行に行ってあまりお土産を買うタイプではないのですが、そんな中でも、「これは海外現地で買って良かったなー」「海外現地でないと手に入らなかったなー」というモノがあります。
そんなモノたちをご紹介するこのシリーズ第二弾は、大好きなスペインのサンセバスチャンの小さなスーパーで出会った1本のワインです。
それが、 ENATEのシャルドネ・フェルメンタード・エン・バリッカ。
全然高価なものでも、希少価値の高いものでもないのですが、私たちにとっては想い出深いワインであり、とびきり美味しいワインでもあります。
シャルドネが好きな方には是非是非オススメのワインです。
最初にこのワインを飲んだのは、銀座にあるレストラン”スリオラ”にて。
(私たちが訪れたのは2014年1月で、当時は銀座ではなく麻布十番にありました。)
”スリオラ”は、スペインのバスク地方・サンセバスチャンなど欧州で9年、東京のサンパウと龍吟で研鑽を積んだ本多シェフのモダンスパニュッシュとスペインワインが楽しめるモダンなスペイン料理のレストラン。
本多シェフは、サンセバスチャンでスペインバスクに出会い、スペイン料理の虜になったそう。
サンセバスチャンが大好きな私たちですが、2015年の夏に初めて行ったので、この2014年1月の時点では憧れでしかなかった場所。
でもそんなバスクも知るモダンスペイン料理を出すレストランとして魅力を感じ、旦那さんのお誕生日に訪れました。
そして、その”スリオラ”での今でも思い出す最高の一皿。
それが、ディナーコースで出て来たフォアグラのミキュイとプラリネ。
このお料理がとにかく美味しかった!
ミキュイ、とは半生、という意味。口当たりが滑らかで、デザートのようなフォアグラを少しずつ大切に食べながら、ペアリングのワインとして出て来たのが、このENATEのシャルドネ・フェルメンタード・エン・バリッカでした。
しっかりとした樽くささがあり蜂蜜のような白ワインが大好きな私たち夫婦にとって、あれから4年経っても心に残るベストマリアージュとなっています。
”スリオラ”は、シンプルシックで洗練された雰囲気で、それも素敵です。
その時のメニュー。
モダンスパニッシュながら、素材をしっかり活かした繊細な味わい。
新しく質の高いバスク料理が食べられます。
お皿なども好みです。
シンプルでシックだけどオリジナリティもある。
お肉の炭火焼もバスクの伝統的なお料理。
チーズのプレゼンテーションも素敵。
ブルーチーズと干し柿を合わせたり面白い!
デザートも完璧!
東京でモダンスペイン料理を食べるなら、是非オススメしたいレストランです!
さて、本題。
このレストラン”スリオラ”を訪れて、ますますサンセバスチャンに行きたい熱が高まった私たちは、2015年夏に初めて訪れて、その翌年の2016年夏にも再訪しました。
2回目となると、より慣れてきて、訪れる場所も地元の小さなお店やスーパーなどにも寄るように。
そこで見つけたワイン。
数あるワインの中でも、このエチケットには見覚えが!
お値段も手ごろだったので迷わず購入しました。
2,400円くらいですね。
ワインは好きでもさほど詳しくない私たち夫婦なので、好みだけ伝えていつもレストランやワインショップでの一期一会のワインとの出会いを楽しんでいますが、こうやって「本場で再会」できる楽しさ、を覚えたのがこの体験でした。
このブログを書くにあたって、改めて「日本で今買えるのかな」と調べたら、ENOTECAで取り扱っていました!
こちらから購入できます!
↓
シャルドネ・フェルメンタード・エン・バリッカ | ワイン通販のENOTECA(エノテカ)
3,800円、と日本で買ってもさほど高くない。
というか、あの味だったら、めちゃくちゃコスパ高し!です!!
そのENOTECAのサイトでのENATEについての解説が凄いです。
世界最高峰のミシュラン星付きレストランに多数リストオンされるエナーテのワイン。ワインは完全割当制、ウェイティングリストにはまだまだ多くのレストランが並んでいます。
フランスの名店タイユヴァンのワインリストに選ばれることは、造り手にとって最高の名誉だと言われています。ところがスペインにおけるエナーテの場合、立場は逆転しているかのよう。あたかも「エナーテを置けることが一流店の証」であるかのように…。
それって凄いですね!
そして、ENATEのワインが置かれているレストランがリストアップされています。
錚々たる顔ぶれです。
そしてこのワインについての解説が、まさに!です。
こちらのエナーテ・シャルドネ・フェルメンタード・エン・バリッカは、
果実味豊かなシャルドネをフレンチオークの樽でリッチに仕上げた白ワイン。
最適な成熟度で丁寧に収穫されたブドウは、空気圧でゆっくりとプレスされ、
フレンチオークの新樽にてアルコール発酵とマロラクティック発酵が行われます。
その後、7カ月の樽熟成を経て瓶詰め、リリースされます。
このシャルドネ・バリッカは、緑がかった黄色。
パイナップルやグレープフルーツなどトロピカルフルーツの
ジューシーな果実の香りと、ヘーゼルナッツやトーストの香ばしい香りが
複雑に絡み、さらにオーク樽のスモークも加わって複雑なブーケを放ちます。
程よくコクがあって口当たりはなめらか。
繊細な味わいの中に高級感があり、フレッシュな酸味とのバランスが良く
長い余韻が特徴の、リッチでクリーミーなワインです。
そうそう、こういうのが好みドンピシャなんですよねー。
そして、サンセバスチャンで買ったのは2013年のもの。
ENOTECAのサイトで「サクラアワード2015ゴールド受賞」と書いてあったので、そのサイトも覗いてチェックしてみたら。
受賞したヴィンテージは、2013年のものでした!
おおーっ!
美味しい年のものってことですね!良かった!
このように、
東京にはいろんな国のお料理が楽しめるレストランがたくさんあって、そこで食べたり飲んだりしたものを、「本場で楽しむ」、もしくは逆に、「本場で楽しんだものに東京でもう一度会える」、という楽しみ方も、また旅の楽しみ方ですね!
また今度はそんな目線でもブログを書いてみたいと思います!
そういえば、最近オープンした渋谷ストリームに、「バルセロナNO.1パエリア」と評判の”チリンギート エスクリバ (XIRINGUITO Escriba)”が入っています。
バルセロナに行った時に美味しくて楽しかったお店。
そちらも行かなきゃですね。
行ったらまたブログにアップしたいと思います!
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