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湖水地方 旅行記① ピーターラビットの生みの親 ミス・ポターゆかりの地へ!

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 ロンドン旅行の際に、ロンドン以外も見たいなぁと思って、コッツウォルズか湖水地方をチェック。

コッツウォルズの方がロンドンから近くて良さそうだったのですが、あいにく予約が取れず、湖水地方ツアーを現地にて予約しました。

 

 

湖水地方といえば、ピーターラビットの生まれ故郷。

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ピーターラビットの作者ベアトリクス・ポターはロンドン生まれのお嬢様でありながら、自然の残るこの湖水地方を愛し、ピーターラビットの印税で得たお金でこの土地を購入し、開発しないことを条件に寄付し、そうすることで、この自然溢れる美しい景色を守ったそう。
だからこそ、現代の私たちが100年前のイギリスの原風景に出会えるわけで、その功績は本当に大きいですね。

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ピーターラビットの作者ベアトリクス・ポターの物語は、レニー・ゼルウィガーが主役を演じた「ミス・ポター」で映画化されています。

 

湖水地方の美しい自然とともに、ポターさんの湖水地方への思い、そしてピーターラビットが生まれた経緯やラブストーリーが、素敵な世界観で描かれています。

 

湖水地方に行く時には、是非事前にこの映画を見てから行くことをオススメします!

 

湖水地方で出会ったガイドさんは、「ラブストーリーに起点が置かれ過ぎていて、湖水地方の自然を守ろうとした活動部分が少なすぎ」と不満を漏らしていましたが。笑

 

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湖水地方への行き方は、ロンドン ユーストン駅からヴァージントレイン利用でオクセンホルム駅まで。このオクセンホルム駅が湖水地方の入り口です。

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 地図でいうと、この場所が湖水地方。

ロンドンから3時間38分。

 

私たちは、ロンドン現地のHISに行って一泊二日のツアー(H.I.S LONDON 湖水地方1泊2日手ぶらの旅)を予約したので、オクセンホルム駅でバスが待っていてくれました。

 

 

そこからボウネス桟橋へ。 

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こんな可愛い街並み。ツーリストインフォメーションなどがある、湖水地方の観光の起点となる場所です。

小腹が空いて、駅で買ったパンを食べる旦那さん。

 

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湖水には、白鳥がたくさん。

パンくずをあげるとこんなにたくさん寄ってきました。 

 

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 ウィンダミア湖に面した小さな可愛らしい街ボウネス。薄い石スレートを重ねて造った、重厚だけど繊細さも感じる建物たち。

 

湖水地方は、「年間400日雨が降る」と言われていて、365日を超える400日、と言う表現がされるほど雨が多い地域のようなのですが、私たちが訪れた2日間はバッチリ晴れて現地のガイドさんが驚いていました。

 

基本、雨対策は絶対のようです。

この訪れた時期は、9月下旬でしたが、晴れていてもちょっとした上着は必要です。ましてや雨だとかなり寒いそう。バッチリ冬コートが必要な時もあるくらいだそうです。

 

 

ボウネス・オン・ウィンダミアには、ポターさんの博物館「ビアトリクス・ポターの世界」がありますが、ここだけは何とも観光地チックな印象だったので私たちは入らず。

 

 

そしてボウネスからホークスヘッドへ移動。バスで連れて行ってくれるので楽チン便利です。

ホークスヘッドはイギリスの詩人ワーズワースが学んだ町。

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 これが、ワーズワースの学んだグラマースクール。そこまでワーズワースの知識も関心もないため入らず。外観だけ見ました。

 

ワーズワースは自然賛美の詩を書いたそうですが、それも納得の美しい自然溢れる素朴な町。

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 それが今でもこれだけ美しく残っていることが本当に素晴らしいですね。

 

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 ホークスヘッドの町の丘の上にある教会。

何ともイギリスらしいデザインですね。

 

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落ち着いた雰囲気の町は絵本そのもの。

 

ボウネスのポター博物館の観光地化されている雰囲気とは異なり、こちらの町にあるビアトリクス・ポター・ギャラリーでは、ポターさんの夫の法律事務所として使われていた、こじんまりとした建物の中で、たくさんの原画を見ることができ、落ち着いて見学することができます。

 

この旅まで、ピーターラビットをキャラクターとしてはもちろん知っていて、かわいいと思うものの、いまいちストーリーは記憶になかったのですが、少しずつ詳しくなりました。

 

ピーターラビットのストーリー、意外と知らないですよね?

 第1話のストーリーは、まさかのなかなかブラックな内容!

 

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いたずらっ子のピーターが、入ってはいけないマグレガーさんの畑に入り、見つかってしまって、命からがら逃げるというものなのですが、ピーターのお父さんは、マグレガーさんの畑で捕まり、マグレガーさんの奥さんに肉のパイにされたという衝撃の内容となってます!

かなりブラック!笑

 

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ホークスヘッドで見つけたカフェ。植栽がティーカップとポットの形に刈り込まれていてカワイイ!

 

 

そして、ポターさんが暮らしていたヒルトップコテージへ。

 ヒルトップコテージは、ニアソーリー村というところにあり、最初のボウネスからはフェリーてウィンダミア湖を横断することができますが、私たちのツアーではバスで、この地図の上を通ってニアソーリー村へ。

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途中のホークスヘッドに立ち寄って向かった、という流れです。

 

 

ヒルトップコテージのポターさんの住まいに続く道。

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 草花が生い茂り、可愛らしいこの小道からして、まさに絵本の中そのものの光景です。

 

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そんなお庭で、リアルピーター発見!かわいい茶色の野うさぎ。

 わかりますか?

 

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ズームしてみます。

左の木の奥です! 

 

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ベアトリス・ポターさんの住まい。

立派な一軒家ではありますが、ひとつひとつのお部屋はかなりこじんまりとしていて、世界的なベストセラー作家の家とするとかなり質素で、それこそがポターさんの人柄を表していると思います。

建物の中は撮影禁止でした。

 

 

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その後もいくつか湖畔に立ち寄り。

木立の下、湖畔で寛ぐ老夫婦。 本当に絵になります。

 Figaroの世界ですね。

 

 

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鏡のように映る水面。

静寂に包まれた大自然の中で癒されます。

 

ロンドンから一泊二日の湖水地方旅行。

 

ホテルは、その作者ベアトリクス・ポターが母親の晩年を過ごすために贈った邸宅がホテルになった「リンデス ハウ カントリー ハウス ホテル」に泊まりました。

Lindeth Howe Hotel 公式HP

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 カントリー・ハウスらしいアットホームさとラグジュアリーさとを持つホテルです。

 

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地図でいうと、ボウネス オン ウィンダミアから車で3分の場所にあります。

 

 

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 イギリスらしいインテリア。

 そしてお庭も楽しめる造りが何とも良いですね。

 

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 そのお部屋からそのままお庭に出られます。手入れの行き届いたステキなお庭。

このホテルには、ジムやプールもあるそうです。

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2階の湖側のベランダは開放されていて、遠くの山まで見渡せます。

 これぞ、まさにイギリスの田舎、の風景ですね。

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 お部屋はシンプルで落ち着いた雰囲気。

 

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廊下にはアマチュア写真家だったポターさんのお父さんの写真が展示されています。

 

さて、楽しみなディナーへ。

 ドレスコードがあり、ジーパンなどは避ければ大丈夫とのことですが、男性はジャケットがあると良いと思います。

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 日が暮れてきて、またステキな雰囲気になっています。

 天井の意匠とか、間接照明の入れ方とか、ステキ!

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レストランに入る前にこちらのラウンジでアペリティフを頂きます。

 

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ピンチョスも出てきました。

ボウネスの町の建物でも見た、薄い石のスレートのお皿が湖水地方らしいですね。

 

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レストランの中はこんな感じで、上品で上質な雰囲気がステキです。

 

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旦那さんブレブレだけど、奥にあるピアノはポールマッカートニーが所有したいたピアノだそう。

 

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こちらのホテルには、ラムやカンバーランド・ソーセージなど地元産の食材を使った料理をお目当てにくるお客さんも多いとか。

 

この先のお料理の写真はうっかり撮るのを忘れてしまいましたが、しっかりパンチの効いた美味しいコースでした♪

 

 

翌日の様子は次回にて!

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