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【ニセコ】SOMOZAはGlobal×Localな魅力に溢れた洗練レストラン

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美味しいものが大好きな私たち夫婦。

それも、旅先での美味しいものを食べることは、人生での大きな楽しみのひとつ。

 

東京には美味しいお店がたくさんあるけれど、自然やそこだからこその景色の中に身を置いて、その土地ならではのものをいただくことに、最高の幸せを感じます。

 

ニセコは特に、更にそこにオーストラリアをはじめとした海外の人や会社が進出していて、それがラグジュアリー層を狙ったものであることによって、完全に洗練されたデザイン・センスの良いインテリア・美食、がこの素晴らしい自然と溶け込んでいて、唯一無二の場所になっているんです。

 

コロナ禍で海外に行けない今、特にニセコの存在がありがたく、2022年2月に3年ぶりに行ってきましたが、この3年で「次にニセコに行ったら行きたい場所」としてチェックしていたレストランが3つあって、その様子をまとめていきます!

 

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その1つ目が、行きたかった度No.1のSOMOZAです。

 

その土地の伝統や文化を感じることのできて、同時に世界中から人が集まることでの洗練さを有する場所として東京・京都のような”都会”はあっても、ローカルエリアでそれを有する場所ってそこまで多くないですよね。

 

その貴重なエリアとして、私たちが気に入っているのが、大分の別府や、長野の白馬や野沢箱根、あたりが日本国内のそれにあたるな、と思っているのですが、それにニセコも当てはまります。


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こちらのSOMOZAはまさにそれを体感できるレストランだろうな〜っと期待して訪れた、雪がかなり積もってる2月。

13時のランチタイムです。

栃木の古民家を移設したというこちらのお店。

栃木から北海道のニセコまで、”移設”っていうけど、解体して再度建築して、、、想像しきれないけど、どれだけ大変さだったことか。。

 

今訪れると、ずっと昔からこの場所にあったようなそんな雰囲気で雪の中に佇んでました。


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全員がスノービューになるように配された席に通されます。

ワクワク♪

 

温かく迎えてくれたソムリエの方。

電話で少し遅れる旨をお伝えしていましが、快く対応してくれて、到着する前から良い気持ちになれるお店でした。


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まず運ばれてきたのが、飛び魚のアゴ出汁のスープ

器も素敵。

 

古民家だし全体的に素朴な雰囲気もありながら、エッジが効いている部分が空間からも感じられるのですが、お料理の味もまさにそんな感じ。

自然なのだけどしっかりとした明確な味なんですよね。

全てのお料理を通して、とてもとても美味しく心から満ち足りることができます。


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きのことじゃがいも。

”きのこ”と随分ざっくりとした名前だな、と思って聞いてみたところ、「すぐそこで採ってきた」きのこたち、とのこと。

こういうところが、さすがの立地で、こういうことろに価値を感じてしまいます。

 

きのことじゃがいもの純度の高い味わいと、羊羹?みたいなねっとりとした舌触りと、胡椒が効いた、食べたことのない味でした!


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白子は、白子ポン酢ならぬ、ポン酢の代わりに、コラトゥーラというイタリアの魚醤を使っているそう。

コラトゥーラはじめて知ったし、はじめて食べました!

それに柚子が合わさって、素晴らしい取り合わせ。

めちゃくちゃセンスを感じる複雑な味で感動します。


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ワインは、余市にある”ニキヒルズヴィレッジ”のはつゆき。

グラスワイン一杯1900円!なのですが、貴腐の香りがしっかりしていてはちみつみたいな美味しいワインでしたー!

 

余市も夏シーズンにでも行きたいなと思っているので、チェックしていた”ドメーヌ タカヒコ”さんと併せて、見るべきワイナリーに追加しようと思いました。


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ホタテのポワレはキクイモのチップスが乗っていて、ニンニクのソースとトリュフのソースがここでも素材の味がしっかりしながらもインパクトのあるお料理で、特にこの一皿が気に入りました!

本当に美味しいーっ!

 

今回のニセコ旅での私的ベストワンな一皿です。

(旦那さんはそもそもホタテがそこまで好きでないので、旦那さん的No.1は、このあと出てくる鱈でした。)

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キクイモもこうやって見せてくれます。

土がついているのが良いですよね。


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そして、提供から逆算して40分かけて準備するという縄文パン

なんでも、縄文時代からパンのようなものが作られていたという記録があって、シェフがそのころあった材料を想像して作ったという山芋や蕎麦粉などで作ったパンだそう。

パンまでも、素朴ででも完全に洗練されているんですよね。これが。


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そして、メインのお料理。

シェフがその場でレモンをすりおろしてくれました。

香りが立って本当に美味しそうな香りに包まれます。


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塩麹の鱈は、サフランのソースと、「春よ恋」という北海道の麦、レモン、が旨みと酸味が完全なマリアージュで、そして鱈の火入れも素晴らしく、艶々ピカピカに光る鱈。

しっとりしていて、でも味が濃くてとっても美味しかったです!

 

器も盛り付けも本当にステキ!


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デザートはこれまた絶品!

アップルパイなのですが、こんなに繊細に構築されて美しいアップルパイははじめて。

アロマティカスというアップルパイの上に乗ってる肉厚のハーブが見た目も風味も最高で、横に添えられたバニラクリームと最高に合います。

熱々のアップルパイを、マイナス5度の景色を見ながらいただく幸せ。

これぞ、旅に出て経験できる最高の美食体験!


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食事後は、店内を見学させてもらえて、付かず離れずの絶妙なスタンスで説明についてくれます。

オーナーであるイギリス人のショウヤ・グレッグ氏がこだわり抜いてこの土地に移築して古民家。


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空調機を嫌ってまさかの古民家で床暖房になってます。

確かに、古民家なのに石の床だったり、


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廊下であっただろうスペースとのメインダイニングとの繋ぎであったり、が昔からの日本家屋の再構築、新しい解釈な感じで、現代的であり心地よいんですよね。


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地下はギャラリーになっていて、フォトグラファーでありアーティストのショウヤさんの作品だったりコレクションがずらり。

 

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熊や鹿の剥製もなんだかアート。


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タクシー呼んでいただいて(何も言わなくても食事とギャラリー見学終わり時間を計算して呼んでくれる心配りがプロ!)、レストラン入口まで雪の壁に挟まれた道を戻るはずが、あれ?違う場所に出た、と思ったら、お隣の坐忘林へ。

 

こちらの坐忘林は、憧れのお宿。

SOMOZAのオーナーショウヤ・グレッグさんもプロジェクトに参加している、ニセコでも有名なホテルです。(お値段も一泊15万円ほどの最高峰なので、憧れのままです。)

 

公式ホームページよりお写真拝借

自然に溶け込む建築。

こちらも公式ホームページより拝借

洗練デザインと全部屋露天風呂付き。

はぁー、憧れます。

 

いつか泊まりたいなぁーの気持ちを胸に、タクシーに乗りつつ、パークハイアットに立ち寄ります。

 

2020年1月開業の花園エリアにできたパークハイアットの様子を見たいのと、せっかく立ち寄るのでデリでお買い物して、花園からひらふエリアまでは無料シャトルバスを使って帰ります。

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このパークハイアットはラグジュアリーっぷりがハンパない。

香港でトップ富豪ファミリーの李嘉誠系資本だそうで、スーパーリッチなゴージャス感!

3棟に連なるホテルの中にレストランは10個もあります!


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ランチをSOMOZAでお腹いっぱいいただいたので、夜はホテルの部屋で簡単で良いよねー、とデリで美味しそうなものがあれば買いたかったのですが。


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事前のリサーチでもデリで何が売っているか、よくわからなかったのですが、嫌な予感的中。

こちらのデリはピエールエルメが入っている、と聞いてましたが、ピエールエルメそのものなので、デリというよりもパティスリーですね。

基本甘いものです。


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ケーキ類もお馴染みのピエールエルメのラインナップ。

ただ、北海道限定というチーズケーキは美味しそうだったし、やっぱり地元限定に弱いですね、このチーズケーキを買って帰りました!


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一応カレーパンは甘くないものとしてありましたが、、、


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その他ちょっと面白いピエールエルメのラインナップも。


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フォントデザインがおしゃれなお煎餅とか。

カワイイ!


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あとなぜかレジ横にはこのアート過ぎるスキーヤーベア!笑

つい写真撮っちゃいました。


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ゲレンデサイドにはずらりとレストランやラウンジが続いていて、今度はゆっくりパークハイアットでお茶したいなと思いました。

 

ニセコは来るならやっぱりスキーシーズンが良いな、と思うのですが、スキーするなら日中ほとんどお部屋にいないので、ラグジュアリーホテルに泊まるのはもったいないな、と感じちゃう私たちは、なかなかご縁がないのですが、ビジター利用できるホテルは選択肢としてはありがたい限りですね。


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スノーリゾートでピエールエルメを買えるってちょっと特別。

 

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帰りはパークハイアットのすぐ隣からシャトルバスがあるので、それで帰ります。(タクシーだと花園エリアからひらふまで車で20分。ウインターシーズンはタクシー料金が2割り増しなので、おそらく4000円とか5000円近くするのではと思います。)


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ニセコエリアはいろいろバスが通ってますが、花園エリアには、ニセコユナイテッドバス(有料)か、花園シャトル(無料)のいずれかになります。

バス停は、パークハイアットのすぐ横なのですが、なんせ広いので、少し歩きます。(でも見えてます)

 

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ひらふに戻ってセイコーマートでお買い物していたら、夕暮れ時になって、夕焼けに染まる羊蹄山を見ることができました。

ローソン前の交差点で写真を撮っていたら、通りすがりのお兄さんが「ローソンの裏側が良い景色ですよ」と教えてくれました。

 

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確かに遮るものがなくて、コンビニ裏とは思えない、静寂を感じる光景。

ありがとう、通りすがりのお兄さん!


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今回止まったホテル”木ニセコ”も薄暮の時間の紫色の空に包まれていました。

その時その時で、感動する景色に出会えます。


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サイコーマートで買ったルピシアビール。

世界のお茶専門店ルピシアがプロデュースする羊蹄山麓ビール。


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ピエールエルメのチーズケーキは何層にもなっていて食感が異なってとても美味しかったです!

 

ニセコ旅の続きはまた次回!

他にも行ったレストラン情報や、ゲレンデの様子をレポします!

お楽しみにー♪

 

 

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