クリスマスマーケットの旅行記の途中ですが、クリスマスが迫ってきたので、クリスマスムービーについて書きたいと思います。
クリスマスにお出掛けするのもよいですが、家でゆったりクリスマスムービーを楽しむのも良いものです。
クリスマスムービーにはたくさんステキなものがあると思いますが、私たちのオススメの映画の中でも、その土地に旅した気分になる2本をご紹介したいと思います。
どちらも、有名で私たちがおススメするまでもなく名作であり、テッパン中のテッパンなわけですが、
クリスマスシーズンの海外の雰囲気を楽しむ、という観点で、これまでに見たことがある方にも是非また見てもらいたい作品です。
◆ラブアクチュアリー
ラブ・アクチュアリー(Love Actually)は 19人の登場人物が織りなす群像劇。
クリスマスシーズンのイギリス・ロンドンを舞台にした、恋愛だけではなく 親子愛や友情も描かれている、心が温まる素晴らしい映画です!
クリスマスシーズンや、年末になると毎年必ず見るというくらい、何度も夫婦で見ている映画です。
今回ご紹介する2本は、いずれもラブストーリーなのですが、ラブストーリーがあまり好きではない旦那さんも、この2本は大好き!
我が家のように、カップルで男性がラブストーリー苦手な場合も、きっと気に入ってくれるはずです。
ラブアクチュアリー の監督は、「フォー・ウエディング」、「ノッティングヒルの恋人」、「ブリジットジョーンズの日記」等の脚本を手掛けたリチャード・カーティス。
ラブ・アクチュアリーが初監督作品となります。
映画のはじまりは、ロンドンのヒースロー空港から。
そこでナレーションが入るのですが、そのシーンを見ると、まさに旅に出たくなります。
世の中に嫌気がさした時、私はいつもヒースロー空港の到着ゲートを思い浮かべます。世間は憎しみや欲に満ちていると言うけれど、私はそうは思わない。
ここでは愛がどこにでもあるように思えます。特に賞賛されるわけでもないし、報道価値があるわけでもないけれど、それはいつもそこにあります。
父と息子、母と娘、夫と妻、ボーイフレンド、ガールフレンド、古い友人たち。世界貿易センタービルでテロが起きた時、人々が電話で伝えたことは、私の知る限り憎しみや復讐の言葉ではなく、すべて愛の言葉でした。
あなたが愛を探しているのなら、あえて言わなくても分かっているような気がします。実際のところ、愛は、至るところに溢れていると。
確かに空港って、人の想いが交わる場所だし、たくさんの愛や希望が溢れている場所ですよね。
旅行に出るときに、着いてから、ではなく、空港から旅が始まってる、としみじみ思うのは、空港がそんな特別な場所だから。
そして、大好きなシーン。
キウェテル・イジョフォー演じるピーターとキーラ・ナイトレイ演じるジュリエットが結婚式を挙げるシーンで、元祖フラッシュモブ、といってよいのではないでしょうか。
列席者が教会の椅子にかけながら楽器を隠していて、少しずつその楽器を取り出しながら、ビートルズのオール・ユー・ニード・イズ・ラヴ(愛こそがすべて)の演奏に加わっていく、というサプライズの演奏シーン!
最高です!
そして、キーラ・ナイトレイが、まぁかわいい!!
ロケ場所は、実際にロンドンのメイフェア地区にあるグラヴナー教会です。
最愛の妻を亡くした父親と義理の息子サムの物語も、心温まるステキなストーリー。
サウス・バンク地区でのシーンが、絵になります。
テムズ川の向こう側には、セントポール大聖堂が見えて、ロンドンの空気感が素敵なワンシーン。
そして、これまた最高なのが、このビル・ナイ演じる落ちぶれたロック歌手のエピソード。
ロック歌手のビリー・マック(ビル・ナイ)は、マネージャーのジョー(グレゴール・フィッシャー)と共に再起を賭け、往年のヒット曲の歌詞を少しだけクリスマスバージョンに変えてリリースするのですが、この歌がじわじわくるダサさと中毒性。笑
マネージャーを普段はぞんざいに扱いながらも、ここぞ!というタイミングでのマネージャーへの愛を感じる、そんな憎めないキャラが最高です。
ラブアクチュアリーは、恋愛だけでなく広い意味での愛をテーマにしているので、それがこのクリスマスや年末にかけて観ると、とても良い気持ちになるんですよね。
この映画の中に登場する愛は、きっと世界中のどこにでもあり そして私達のすぐそばにもあるような、どこか生々しさ、リアリティがあるんです。
人を愛することの喜びと、愛のある人生の素晴らしさに改めて気づける、この時期に観たい一本です。
◆ホリディ
ラブ・アクチュアリーと同じく、複数のカップルの恋模様を描くロマンティックコメディで、こちらも時期がすべてクリスマスの映画です。
クリスマスなのに孤独な独身女性という役柄を、キャメロン・ディアスとケイト・ウィンスレットが演じてます。
ロスに住みハリウッドの映画の予告編の製作会社を経営するアマンダ(キャメロン・ディアス)と、ロンドンの新聞社に勤めるアイリス(ケイト・ウィンスレット)は、クリスマス直前のタイミングで、失恋してしまいます。
悲しいのに泣けないアマンダは、休暇を取って旅に出ることにし、休暇中にお互いの家や車などを交換する「ホーム・エクスチェンジ」のサイトでイギリスのサリーの小さな村シェアにある素敵なコテージを見つけます。
それが、アイリスの家で、こんな童話に出てきそうなかわいらしい一軒家。
12月でも暖かいロスから、雪深いイギリス サリーに来て悪戦苦闘するアマンダ。
コメディチックなシーンではあるのですが、光景自体は憧れるイギリスの田舎町のクリスマス!な感じがしっかり出てます。
お家の中もこんなにかわいい!
お部屋の中も寒いんですね。。
ニット帽にマフラーしてベットの中でワインとチーズ。
たくさんの、読みたいのに読んでない本を持って、とにかくゆったりのんびりしたくて、この田舎町を選んだのに、あまりに暇過ぎてすぐ飽きてしまい、来て早々帰ることを決意するアマンダ。
でもそこに、ジュード・ロウ演じるアイリスの兄のグレアムと出会い物語が展開していきます。
方や、アマンダのロスの自宅。
これが、ハリウッド映画の予告編の製作会社を経営しているとあって、超豪華!
入り口から建物が遠い!笑
中も超ステキ!
シンプルで上品で上質ー!
もちろんサリーの田舎住まいのアイリスからしたら驚きの連続!
アイリスもまた、ロスで大切な人と出会い、愛や生きる喜びを見つけていきます。
イギリスの田舎の生活と、ロスのセレブ!な生活を覗ける感じだけでも旅した気持ちになって見応えあり!です。
そして、ホリデイもラブアクチュアリー と同様、単なるラブコメではなく、人生を考えさせられるステキな映画です。
キャストが良いこともあり、クオリティも高いです。
そして何より、この季節のロスとイギリスの田舎の雰囲気を味わうのに最適で、まさにショートトリップできちゃいます。
いかがでしたか??
クリスマスの三連休に、お家でのんびりクリスマスムービー。
年にこの時期にだけ叶う最高の時間ですね!
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