ドイツのクリスマスマーケットと、スペイン サンセバスチャンを巡る旅行記。
ドイツ シュトゥットガルトのクリスマスマーケットに訪れた方には、是非エスリンゲンにも行っていただきたい!
中世にタイムスリップしたかのように、南独で最も美しいクリスマスマーケットのひとつと言われています。
エスリンゲンは、シュトゥットガルトから電車で15分の距離にある、美しい木組家屋とワインで知られる小さな町。
火曜日の夜にシュトゥットガルトに着いて、そのままシュトゥットガルトのクリスマスマーケットを楽しんだ翌日、昼間にエスリンゲンのマーケットに行くことにしました。
時差ボケで朝4時に起きてしまうものの、12月は日の出が8時くらいなので、外は真っ暗。
クリスマスマーケットは11時からなのですが、クリスマスマーケット以外のエスリンゲンの町を探索したいので、9時過ぎの電車で向かうことに。
◆行き方
シュトゥットガルト中央駅からエスリンゲンへ
シュトゥットガルト中央駅は、16番線くらいまである大きな駅で、線路は行き止まりの始発終着駅になっています。
ドイツの電車でとっても不思議なのが、「改札がない」こと。
自動改札どころか、有人でも無人でも改札自体がないんです。
↑上の写真でも、線路のすぐ横にある出口は何にもない!
そのまま外に出てしまいます。
車内で車掌さんが来るんでしょうが、新幹線ならまだしも、在来線ではやっていられないと思うので、とっても不思議です。
切符売り場はホームにあります。
英語表記もあってわかりやすいです。
一人片道4.2ユーロでした。
2階建てのこちらの電車。
自転車マークがついていますが、1階は自転車ごと乗れるんですね。
15分でエスリンゲンに到着!
小さくて素朴な駅です。
モダンなガラスの屋根がついたキレイな駅です。
エスリンゲン駅からクリスマスマーケット会場へ
エスリンゲン駅に着いたものの、どこがクリスマスマーケットなのか、まだ早い時間過ぎて人も少なくわからない私たち。
ウロウロしていたら、こちらの通りを発見!
いろんな方のブログで見ていた通りだ!と安心してここから進みます。
夜はイルミネーションキレイでしょうし、お店が連なっていて朝市もやっていて楽しいです。
Google mapでいうとこちら。
もっと大通りはあるのですが、この赤線部分のバーンホフ通りを進むと楽しいです。
★マークがこの記事のトップ画像に使われている運河の中洲にある木組みの建物でエスリンゲンのシンボル的な場所。
その奥のマルクト広場(プラッツ)がクリスマスマーケットの入り口です。
四角く囲ったところが、クリスマスマーケット全体です。
こちらがマーケットの地図。
ということで、赤線部分を進んでクリスマスマーケットまでの道をそぞろ歩きました。
朝市をやっていて(といっても、私たちが帰る14時くらいまでやっていて、そこから全て撤収していました)、ピカピカのお野菜たちが並びます。
お肉やハム、チーズを売っていたり、様々なフードトラックが出ていました。
塔から伸びる綱渡りのオブジェ。
街並みも可愛いですね。
通りの左側に目をやると、葡萄畑が。
エスリンゲンは、ワインの産地としても知られ、ドイツの発泡ワイン「ゼクト」はこの町が発祥の地だそう。
時間があったので、町をぐるりを散策していたら、スタバもこんな木組家屋になっていてカワイイ!
歴史ある古い街並みが、シュトゥットガルトとはまた違った魅力です。
このロスネッカー運河にかかるアグネス橋と、その中州に建つ三角屋根の木組家屋がとても絵になる!
この先の塔になっている聖ディオニュース教会のすぐ左がクリスマスマーケットの入り口です。
◆クリスマスマーケットをレポート
マルクト広場(Marktplatz)
こちらが入り口。
駅から歩いてくると、だいたい徒歩10分くらいでここまで着きます。
何ともこじんまり、可愛らしい雰囲気で良いですね!
屋台ごとが分かれてなくて、全体としての一体感あるコーディネートが素敵なエスリンゲンのクリスマスマーケット。
夜はとても混むようですが、私たちは11時の開店と同時に入ったかなり張り切ったお客さん。笑
朝からコーヒーしか飲んでないのでお腹ペコペコ。
全体の様子を見るよりも、とにかく何か食べたい!
と、美味しそうな匂いのする屋台に吸い込まれていきます。
奥には教会だったり、町自体が歴史があり趣があるので、クリスマスマーケットの屋台の雰囲気を引き立てますね。
何だか美味しそうなお肉たち!
それでもドイツに来たからには、そもそもソーセージが大好きな旦那さんはまずはソーセージ。
もちろんグリューヴァイン(ホットワイン)も買って、この素敵な雰囲気の中で食べる本場のソーセージは格別!
ちょうど目線の先には、中世の衣装に身を包みながら子供達に説明している光景が。
日本に帰って来た今も、夢のよう。。
このお店は色んなお肉を扱っているので、屋台屋根の装飾がイノシシ!これもまた素朴で良いですね!
一杯目のグリューヴァインは飲み干してしまい、まだこれから散策するので、カップは戻し、デポジットを返してもらいました。(シュトゥットガルト同様、グリューヴァインを買った時にはカップ代の2.5ユーロが含まれておりデポジットとなっていますが、カップを返すとそのデポジット分は帰ってきます。)
こじんまりとしていながらも、落ち着きと趣とがあり心地よいクリスマスマーケット。
かなりテンション上がります!
湯気が上がって外気は寒そうに見えますが、12月上旬のこの日は日中で8度はありました。
こちらのお店も、ソーセージが美味しそう!
そして天井から釣り下がっている靴下型のカップもまたカワイイ!
このこじんまりとしたカルーセルも、エスリンゲンの街並みとマッチして、本当に絵本の世界!
絵本の世界は続きます。
クリスマス タワーがカワイイ!背景ともマッチ!
マルクト広場を中心とした一角には、多くの木組家屋が軒を連ね、1328年建造というドイツ最古の民家も残るというのですが、どれがその最古の建物かわかりませんでした。
ほんと、素朴なんだけど、凝っていて、それが本当に素敵!
世界観が最高です。
グリューヴァインを飲みながら、色々売っているお店をゆっくり見て回ります。
できれば、本場ドイツのクリスマスツリーのオーナメントが欲しいと思っていたのですが、ここでカワイイのを発見!
風合いも手触りも絵のタッチもカワイイ!
カワイイと思ったものを、選んでいきます。
1個2〜4ユーロ。
クリスマスの飾りがたくさん!
たくさんの中からお気に入りを探すのが楽しいですね。
お隣の中世のマーケットの衣装に身を包んだ女性が通り掛かりました。
この石畳に絵になる!
晴れてきました!
ここまでが、地図でいうと、この赤枠部分です。
ここからオレンジの枠で囲ったゾーンへ。
小人の国 (Zwergenland)
このエリアは、子供が楽しめるようなゲームができるコーナーがたくさん。
そしてここからは、既に『中世のクリスマスマーケット』ゾーンです。
木でできた小さな風車風の観覧車。
かわい過ぎ。
風車風ってのもおかしいけども。笑
この風車風の観覧車、まさかの手動。笑
大人二人が手で回してます。
そして、ひょっこり顔出すカワイイ男の子!
お店の人はみんな中世の洋服で、ドラクエの世界に迷い込んだよう。。
まだ早い時間だからか、誰もお客様がいない、ちょっとしたアトラクション。
その他、ダーツとか、日本の遊園地と基本同じ構成なものの、衣装や道具が中世の世界観どっぷりで、ホント面白い!
夜はこれまた怪しげぐらいの感じかと思われます。笑
そこを抜けると、
市庁舎広場(Rathausplatz)
地図で言うと、こちら。
緑の枠の部分で、ここも中世のクリスマスマーケットになってます!
市庁舎広場に出ます。
これまたホント、ドラクエの世界!
子供達が、糸の紡ぎ方を教わってます。
その脇にある、何やらエキゾチックなお店が。
ステキな雰囲気と、美味しそうな香りに誘われて、オーダー。
ココナッツカレー❤︎
ここでも器はデポジットになってます。
屋台だけど、プラスチックとかでないのが良いですね!
うーん!美味しそう!
そして、スパイスとまろやかさがちょうど良い!
この雰囲気で食べるのは、これまた格別です!
そして広場では、何やら劇が繰り広げられているようで、コメディチックな様子。
笑いも起きてます。
お店も物色。
色んなスパイスや、
お香などキレイにディスプレイされてて見ているだけで楽しい!
このピンクでかわいいデザインの建物が、旧市庁舎。
シンボリックな建物です。
更に細い道を進みます。
さっき終わった、と思った劇が移動しながら続いてた!笑
オーディエンスは皆んな散ってしまったのに。。それもまたコメディ感かしら。笑
何度も言いますが、町並みがステキ!
中世の衣装を着ている人をついつい見てしまって、目が合うから、つい追加のお酒を買ってしまう私たち。
このより一層素朴なエリアがよりほのぼのしてて良いんですね。
エリアで言うと、青枠の部分。
完全にタイムスリップしてます。
というか、RPGの世界に入り込んだ感じですね。
ほうきも売ってます。
買う人いるのかな?と思ってたら、地元の人っぽい方が買ってました!驚き!
実用性あるのかしら。。w
そして、ぼんやりと店番していたお姉さんの屋台はダーツ。
旦那さんが「やりたい!」と言いだし、このクラシックなダーツに挑戦!
少しやる気を出したお姉さん。
堅い弓をぐいと引きます。
意外と上手に出来ました!
的の中心のレモンすれすれに矢が刺さりました!
暇そうにしていたお姉さんも、私たちがやり始めたらどんどんダーツ希望者が増えて忙しくなってました!笑
このブログにちょいちょい載せている地図は、現地にふとしたところに張ってあります。
RPGでもあるし、映画のセットみたいな気もする、なんとも不思議な気分。
でも、ずっと根付いているものだから、取ってつけた感がないんです。
超オススメです!
晴れてきました!
最後は、また駅に向かうためにマルクト広場を通っていきます。
残りは写真集。
素朴でカワイイ屋台屋根装飾と教会。
味のあるおもちゃたち。
屋根装飾がキュートなお菓子屋さん。
エスリンゲンのクリスマスマーケット、堪能しましたー!
最高です!オススメです!
続いては、シュトゥットガルトからサンセバスチャンに向かいます!
続きはこちら!
<このブログ全体の目次 記事一覧>
◆このブログの目次◆ - KM delicious trip
<この旅行記シリーズ>
ドイツのクリスマスマーケットとサンセバスチャン旅行記① 計画編 - KM delicious trip
ドイツのクリスマスマーケットとサンセバスチャン旅行記② 準備編<航空券・ホテル予約> - KM delicious trip
ドイツのクリスマスマーケットとサンセバスチャン旅行記③ 準備編<レストラン予約> - KM delicious trip
ドイツ クリスマスマーケットとサンセバスチャン旅行記④ 準備編<持ち物> - KM delicious trip
ドイツ クリスマスマーケットとサンセバスチャン旅行記⑤ 日本からシュトゥットガルトまでは簡単!便利! - KM delicious trip
ドイツ クリスマスマーケットとサンセバスチャン旅行記⑥ シュトゥットガルト 前編 - KM delicious trip
ドイツ クリスマスマーケットとサンセバスチャン旅行記⑦ シュトゥットガルト 後編 - KM delicious trip
ドイツ クリスマスマーケットとサンセバスチャン旅行記⑧ エスリンゲン編 - KM delicious trip
ドイツ クリスマスマーケットとサンセバスチャン旅行記⑨ シュトゥットガルトからサンセバへ - KM delicious trip
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