近年、美食とアートの街として注目されている、スペインとフランスの両側にまたがるバスク地方。私たちは大好きで、サンセバスチャンをはじめとして、ビルバオ、トロサ、ゲタリアなどバスク地方の町を訪れていますが、全てスペインバスク。
フランスバスクにはまだ行けてないままコロナ突入、となってしまったので、バスク地方のお料理、中でもフランスバスク地方の名前のついた渋谷の並木橋にある「サンジャン・ピエドポー (Saint-Jean-Pied-de-Port)さんでお食事してきましたのでレポします!
バスク地方って?
バスク地方ってどのあたりかというと、地図ではこちら。
スペイン北部とそちらに隣接するフランス西部にまたがって位置します。
大西洋のビスケー湾に面していて、山と海に囲まれ閉ざされた地形から、古代から独自の文化が栄えてきたそう。
ミシュラン星つきレストランも数多く、バルも安くて美味しいものを食べられる美食エリアで知られて人気観光地としても知られているエリアです。
(画像引用:https://www.tabisen.com/country/europe/spain/post-6302.html)
バスクの中の代表的な町がまとめている便利なマップがあったので引用させていただくと。
サン・ジャン・ピエド・ポー はフランスの山バスクになります。
以前、パリからサンセバスチャンへ移動した時にTGVで電車移動した時は、パリから一気に国境のイルンまで乗りましたが、今度はバイヨンヌで降りて、フランスバスクを巡りながら様々な町を楽しみたいです。
(以前の様子はこちら↓)
渋谷のサンジャン・ピエドポー
さて、本題です。
コロナで海外旅行も行けないし、東京で様々な国のお料理が食べられるのは本当にありがたい!
サンジャン・ピエドポー は、渋谷駅東口のスクランブルスクエアのある出口から、渋谷ストリームの方に進んで徒歩6.7分の並木橋交差点を少し進んだ場所にあります。
お店は2階にあり、テーブル席が5つくらいのこじんまりとしたシンプルで落ち着いた店内。
満席でした。
入口正面の席で、エントランスにかかってるバスクの旗が背景に。
トーションホルダーも、バスク十字と呼ばれるラウブルの模様が刻印されたもの。
雰囲気あります♪
まずは、久しぶりにチャコリで乾杯!
チャコリとは、バスク地方の地酒で微発砲の白ワインです。
グラスからボトルをかなり離して注ぐのが特徴的。
まず頼むべきは、こちらのタパス盛り合わせ
お好み3種盛り合わせ 1,620yen
おまかせ5種盛り合わせ 1,940yen
となっていて、
5種でもリクエストできました。
盛り合わせにすると、単品である、
バスク産生ハム 860yen (ハーフ)540yen
自家製ピクルス 540yen
牛スジと生ハムのマッシュルーム詰め 755yen
バスクシャリキテール(生ハム、リエット、パテバスク)1,620yen
イイダコのすみ煮 860yen
カキときのこの香草バター焼き 860yen
バスク風トリップ煮込み 860yen
タラのコロッケ (4個)860yen (2個)430yen
あたりを少しずつお得に食べられます♪
タラはバスク地方ではやたらと食べますね。
どれもこれも美味しいです!
特にイイダコのすみ煮と、タラのコロッケがお気に入りです。
そしてバランス良く選べたのも満足♪
生ハムも味が濃くて本当に美味しい!
この生ハムもタパス5種のひとつとしてリクエストしたので、ここまで入れて1,940yenです。
このおいしさで、このボリュームで、この金額、安くないですか!?
そしてパエリア(中)。
素朴だけど、深い味がして美味しいです。
(小) 1,620yen (中) 2,100yen (大) 2,700yen
出汁の味が効いてて、旦那さんいわく、
「人生で食べたパエリアの中で一番美味しい!」
ズワイガニの”ピキオ”(赤ピーマンの詰め物)
1,260yen(2人前)/ 1,620yen(3人前)
これも美味しかった!
赤ピーマンの詰め物も、バスク地方ではよくいただける名物ですね。
赤ピーマンがふわふわになって、ズワイガニの旨味が加わって、なかなか日本では食べることができない味なんです。
赤ワインに突入して、良い感じにほろ酔い♪
ボトルでもワインがお手頃でそれもまた嬉し、です。
デザートも、バスクチーズケーキと、ガトーバスクのアイス添えと2種類食べ比べてみました。
こちはのバスクチーズケーキは、焦げ感が弱くてわりとあっさりしてまたね、ガトーバスクの方が好みでした。
全体的に、シンプルに美味しいお料理を、肩肘張らずに楽しめるバスクならではの雰囲気で、しかもコスパが高い!と、リピートしたいお店です!
公式ホームページはこちら↓
http://home.s01.itscom.net/st-j-p-p/about.html
和田シェフのプロフィールが掲載されています。
2003年に渡仏。
バスク地方のミシュラン1つ星レストラン、オテルデピレネー・シェ・アランビットにて勤務。
その後ランド地方に移り、ミシュラン1つ星レストラン、ビラスティングにて副料理長として勤務。
2007年帰国後、エスデザイン株式会社 渋谷アバスク開店当初より、料理長として勤務。
2010年から3年連続でミシュラン1つ星を獲得。
2012年12月、渋谷アバスク退社。2013年2月8日、並木橋にバスク料理レストランをオープン。
このオテルデピレネー・シェ・アランビットがサン=ジャン=ピエ=ド=ポーでの修行の経験で店名にもつながったんですね。
こちらのペッパーのGABANのWEBページで和田シェフのバスク料理レシピや想いを見ることができます↓
食通が集う美食の地、バスクのレシピ | シェフのスパイステクニック | 株式会社ギャバン
今度、ピキオのムース、作ってみようと思いました!
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