7月のお誕生日に連れて行ってもらったのは、銀座にあるスペインバスク料理の名店”スリオラ”。
東京でスペイン料理を食べるなら、間違いないお店だと思います。
ミシュラン二つ星店で、以前麻布にあった時に伺ったことがあって、その時からサンセバスチャンに興味があって、”スリオラ”での体験が素晴らしかったので、翌年についに初めてのサンセバスチャン旅に行ったくらい、素晴らしいレストランです。
銀座に移転してからは行けてなかったのですが、銀座のバーニーズの交詢ビルの中というわかりやすい場所にあります。
麻布の時の方が1階の路面店だったのと、もう少し広かったので、空間の雰囲気は以前の方が良かったですが、銀座の方はこじんまりしています。
それはそれで落ち着く、とも言えますね。
シンプルでシックなテーブルセッティング。
このメニューを開くときが本当にワクワク。
コロナで3月末から外食を一切していなかったので、それもあって、やっぱりファインダイニングでの食事は良いな、とこの時点から思っちゃいます。
以前伺った時は、品数の多さに驚いたものでしたが、一般的なフルコースの品数ですね。
と、ここまで冷静な私ですが、この後どんどんテンション上がっていきます。
ワインはペアリングでお願いしました。
まずはシャンパンで乾杯。
アミューズは、パン生地にオリーブオイルを中に閉じ込めたものと、春巻きの皮のようなものを丸めたものにラードをかけたもの。
続いて、タパス3種。
特にイワシが最高!まさにスペインバスク料理!でこの感じがとっても好き!
このタパスに合わせるワインは、シェリー酒のような感じ。
食欲がますます出てきた!
そして、楽しみだったのが、こちら。
京都桶口農園の青トマトのガスパチョ、ジンのグラニサード
前回は冬に伺ったので、夏らしい1皿でガスパチョ好きだから嬉しい!
このガスパチョは、今まで食べたガスパチョとはかなり違います。
酸味が上品で爽やか、ほんのりトマトの甘さも感じて、ジンがグラニテになっていてシャリシャリした食感とひんやりしたのど越しが最高。
星付きの実力派シェフが作るとガスパチョもこうなるんですね。。。
めちゃくちゃ美味しいです!
このガスパチョに合わせたのが、Gessami Penedes Blanvo 2019
複雑な芳香さもありつつも、爽やかで、ガスパチョに合う!
そして、スペシャリテの登場!
軽く燻したキャビアのラビオリ。
スリオラでは、このブドウの枝を使ってキャビアを燻すため、新しいキャビアの味に!
まずはキャビアだけをいただきます。塩気が前面に来がちなキャビアが、ねっとりとした食感とスモークの香りともちろんキャビアの塩気とで最高のバランス!
ラビオリと一緒に食べると、中のソースと絡まってまた美味しい!
大根も食感もさっぱり感をプラスしてくれるのも良い!
キャビアとラビオリに合わせるのは、Alejaren Crianza 2017。
しっかりとした樽の効いた私達好みの白ワイン。
スモーキーさも感じられて、この燻したキャビアに合います。
人気の作り手のようですね。ソムリエさんがそのワイナリーや生産者さんのことまで話してくれて、それを聞きながらいただくと、更に美味しく感じる。
これもレストランならではよねー、としみじみ、そのありがたさを感じちゃう。
コロナで海外旅行に行けないのは残念だけど、東京でこれだけのスペインバスク料理をいただけることを有り難く感じます。
そしてお魚は、タチウオ!嬉しい!
レモンを泡状にしたものが乗っていて、更にサフランのコンソメを最後にかけてくれます。
タチウオの美味しい脂とレモンとサフランが爽やかに仕上げてくれて、こちらも本当にシンプルに美味しい。
タチウオに合わせるのは、ANAYON シャルドネ。
大きなグラスで出していただくことで、香りのインパクトが素晴らしいー!
『スペイン最高のワインを造る、革新者』と評される、カリニェナ地域最大の生産者「グランデス・ビノス・イ・ビニェドス」社が、完熟したフルーツの凝縮感をテーマに造るシリーズが、『アナヨン』らしい。
シャルドネの濃厚まろやかな感じが本当に好みで、スリオラは料理はもちろんですが、ワインを本当に楽しめるお店です。
メインはイベリコ豚。
燻製された玉ねぎのソースで、ガルニも玉ねぎとなんとアメリカンチェリー。
そして乾燥させた桜の葉っぱが添えられてて、その塩気も最高に合う!
その玉ねぎとアメリカンチェリーの白と赤の両方が付け合せであるように、ワインもなんと白と赤の2種類を二人それぞれに出していただきました!なんと!
赤は、El Mas la Salt de Porrera 2012。
白は、Puligny-Montrachet 1er Cru 'Les Folatieres' 2013。
同時に、一皿のお料理で白ワインと赤ワインをいただくなんて初めての経験!
至福すぎる時間♪
デザートは、白桃。
あー、夏に来て良かった、と思う1皿ですよね。
中にはチャコリというバスク地方の微発泡の地酒のゼリーと、ライムの軽いムース。
冷たくてさっぱりしていて美味しい!
この桃のデザートに合わせるのは、カタルーニャのデザートワイン。
Vi De Glass Gewurztraminer 2011
ライチっぽさと蜂蜜を感じる、これまた美味しいワインです。
チョコレートはお誕生日プレートにしてくれました!嬉しい!
最後に本多シェフとお写真撮ってもらいました!
虎ノ門ヒルズ内の虎ノ門横丁に、スリオラの姉妹店"プランチャ スリオラ"がオープンして間もないタイミングだったのでお忙しかったと思いますが、笑顔で対応いただきました!
ご馳走さまでした!
姉妹店"プランチャ スリオラ"のHPからの抜粋
プランチャ(鉄板焼)専門店。虎ノ門店のカウンターには大きな鉄板が設置され、調理する過程を目の前で見ることができます。“食べるだけ”でなく“食を体感できる”のが最大の魅力。なかでも海老などの海鮮類は、本多誠一シェフが「プランチャがベストの調理法」と語るほど素材の旨みが最大限に引き出されます。虎ノ門店では、初めてのラインナップとなるお米料理など、カジュアルなメニューも用意。銀座「スリオラ」では常連客からリクエストがあった時にしか提供されない「バスクチーズケーキ」も登場します。
これも行かなきゃ!ですね!
Plancha ZURRIOLA | グルメ&ショップ | 虎ノ門ヒルズ - Toranomon Hills
<関連記事>
こちらもスペインバスク料理を楽しめる、もう少しカジュアルなお店です!↓↓