1月の旦那さんのお誕生日に伺ったのは、三軒茶屋のチョッコ(ciooco)さん。
熟成肉や熟成魚などを薪火で仕上げる、こだわりに満ちた隠れ家的なレストランです。
三軒茶屋駅パティオ口から徒歩2.3分。
L字型カウンター8席のみで、このタイミングはコロナで1組貸し切りになってました。
とっても落ち着ける良い雰囲気。
こういう感じ、めっちゃ好き!です♪
シェフがお一人で全てを担当されるので、このお店にシェフと私たちの3人だけという、何とも贅沢な状況。
テーブルセットもシックでステキです。
お料理はお任せコースのみで、ワインもペアリングでお願いしました。
結果的に、ペアリングの数やらお料理の内容とボリュームを考えると、驚くほどの高コスパであり、何よりお料理が他とは一線を画すリストランテでした。
是非また行きたい!お店です!!
まずは泡からスタート。
こういう脚の細ーいグラスってすごく特別な気持ちにさせてくれますよね。
繊細で、そーっと大切に持つ感じが良いです。
まずは、宮古牛の自家製生ハムとスープ。
極薄スライスだから、舌触りがめちゃくちゃ良い!
これも熟成させているので、旨味も強いのだけど、同時に口の中で溶けるような繊細さがあり、そのギャップが何とも最高なのです。
この極薄スライスは、目の前のキッチンに置かれた、こちらのスライサーで、提供する直前にスライスしてくれます。
この専用の機械一つで、中古車一台買えちゃうくらいのお値段らしいです!
冷菜は、1ヶ月熟成マグロ。
上にはっさくと、プンタレラというお野菜が乗っていて、マグロのねっとりとした感じに、はっさくとプンタレラのサッパリ感がこれまたギャップがあって、その組み合わせが幅となって、本当に美味しいです。
トリュフもたっぷりかけてくれました。
前菜がこんなに美味しいのだから、自然と期待が高まっちゃいます。
パンの写真を撮り忘れたので、薪の様子を撮って写り込んでたピンがあってないお写真で失礼します。
このパンも焼きたてで、ふっわふわ、新潟のけいこさんが作ってるという"けいこ蓮根"が練り込まれているそう。
そのパンにつけるのが、この佐渡ミルクで作ったバターを。このバターの口溶けが最高です。
シェフのご家族が佐渡出身ということで、佐渡や新潟の食材が使われています。
続いてはロゼが出てきました。
シェフがワインのセレクトも全部しているんですね。
薪ストーブの扉を開けて、シェフが何やら炙ってます。
アスパラです!立派!!
今年の初モノだそう。
コンティーヌチーズのソースと、こちらもトリュフをかけて。
シンプルだけど、絶対美味しいヤツ!
ロゼとのマリアージュも最高です。
続いてはシャルドネが来ました!大好き!嬉しい!
シェフは、私たちが食べている間にもちろん次のお料理を作ってるわけですが、食べるのが早い私たちが美味しくて益々ペロリと食べてしまうので、次のワインを早めに注いでくれて、ちょいちょい注ぎ足してくれます。
ありがたやー。
このお料理が来る前に飲むワインの風味と、お料理とのマリアージュでまたワインの味わいが変わるから、お料理が来る前にワインだけ楽しめる時間があるのが嬉しい限り。
そして出てきたのが、20日熟成の穴子。
穴子も大好き!好きな食材ばかり出てくる!
この穴子もひと手間かけてて、薪で炙ってから揚げてるそう。
だからなのか、しっとりしてるのに水がしっかり抜けてて味が凝縮されてます。
カリカリの歯ごたえも含めて、めちゃくちゃ美味しいです。
乗っているウドのシャキシャキ感と苦味が合う!
まだまだ寒いけど、春ですねー。
「トリュフ好きですか?」と聞かれ、
「大好きです!」と答えたら、こちらにもたっぷり。
「つい、トリュフかけたくなるんですよねー」
とのこと。
たしかにシェフのお料理の強さ、というか、素材を活かしてる中に味がぐっと押し寄せてくる感じと、トリュフのインパクトは、欠かせない食材として相性良いんでしょうね。
私たち2人しかお客がいないのに、何種類ものワインをペアリングで出してくれるのには秘密が。
この機械でワインを少しずつ注ぐのですが、この機械だと抜栓せずにほんの小さな穴を開けるだけですむそう。
ロマネコンティとかオークションに出る際などの本物か偽物かの判断する時などにも使われるそうですね。
そうなんだー、と興味津々。
続いては、犬がトランペット吹いてるエチケットがかわいいソーヴィニヨンブラン。
お料理は、「次は牡蠣です」と言われていて、出てきたのが
牡蠣のフラン、にトリュフとフォアグラ!
これまた食べる前から美味しいに決まってるヤツ。
フラン部分の舌触りが素晴らしく、牡蠣の風味もしっかり。
高級食材満載なんだけど、決してしつこくないんですよね、不思議と。
まだまだ白ワインで、メインの前にパスタが出てきます。
白子のパスタ
旦那さんのお誕生日の1月の終わりって、まだまだ冬の味覚も楽しめるし、春の訪れも感じる春の初モノも入ってくるし、食材豊富な時期なんですよね、だから凄く美味しいものに溢れてる。
私のお誕生日のある7月はその問題がいつもあります。特別なレストラン行きたいけど、せっかく行くのにこの季節かー、っていう笑
こちらのパスタ、上には菜の花と、鰹節ならぬ鹿節がかかってます。
この鹿節がやはり独特の強さを出してて、味のインパクトがぐっと出るんですね。
さぁ、ラスト!
赤ワインになって、メインのお肉がきます!
さっきの機械で開いた穴の様子。
メインは128日熟成のあがお姫牛と青森和牛の2種のお肉。
本当に私たちしかいないのに、少しずつ出してくれる、シェフの美味しいものへのこだわりと熱意が随所に感じられて感動します。
このお肉のポーションもなかなかの大きさ!
私たちの食べっぷりを見て、大き目に出してくれたそう。
その柔軟さが、シェフが目の前でお料理作って、説明しながら提供してくれて、っていう最大の魅力なんでしょうね。
ただただ、目の前で作られる様子が楽しい、ってのもありますけどね。
完全にお客の席からほぼ全てが見えるキッチン。
お肉は当然火入れは完璧で、エイジングだからこその旨味の詰まり方が最高です。
青森和牛は私には脂が強すぎたので、半分旦那さんにあげちゃいました。
付け合わせの人参もねっとり、自然な甘さで本当に美味しい!
ふたりともお腹がはち切れそう!笑
幸せな苦しさ、です。
そして更にワイン出してくれました。
しめには、ふきのとうがたっぷりの炊き込みご飯。
お腹いっぱい、と言いながら、美味しくて食べちゃう。
こちらのチョッコさんはシェフが古酒を集めていて、面白い古酒がたくさん。
色々出してくれて、本当に楽し過ぎました!
旦那さんのお気に入りは、このマラスキーノ。
コワントローも、こんな感じのボトルの様子になっていて、普通に飲むコワントローとは全く異なる、深い深い味わい。
ほんの少量一口飲むだけで、「おおーっ!」ってなります。
カンパリもあの酸味がまったく違うものになってて、でも、カンパリだな、ってのはもちろん残ってて、とにかく不思議で面白体験です。
この左の愉快な女の子のお酒は特に貴重らしく、古酒自体がそんなに出回らない貴重なものとのこと。
たくさんいただいて凝縮です。
そしてデザートはバスクチーズケーキとピスタチオのアイス。
デザートまで美味しいなんて!
お誕生日プレートにしてもらいました!
旦那さんのお誕生日のお祝い。
素晴らしい夜になりました♪
最後に金額見てびっくり!
この内容で二人で4万円を切りました。
この内容の9品のお料理と、これだけのお酒飲んで、、、
コスパの高さが半端ない!!
まずこのお料理で1人1万円なので。
それが凄いですね。
また絶対再訪します!
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