東京のレストランログ2記事目は、六本木にあるミシュラン一ツ星レストラン、Jean-Georges Tokyo (ジャンジョルジュ東京)です。
この日は、澤屋まつもとさんとのコラボペアリングディナー♪
”澤屋まつもと”というと、220年以上に渡り、酒を醸し続けてきた、京都府伏見の名酒。
杜氏の松本氏は、本田直之さんがつい先日記事をポストしていたり、なにかと注目していた人でした。
その松本氏を京都から招き、米澤シェフの料理とのコラボレートディナーを開催すると聞いて即予約しました!
私たちは二階の奥の席に通して頂きました。満席ですね、さすがです!
フレンチコースのペアリング、ということで。
こちらのグラスで頂くようです。
ずらりと並ぶグラスに期待が高まります!
お料理がスタートする前に、松本氏と、米澤シェフとの対談が最初にあるということで、1階に降りて一緒に聞きます。
奥の空いてるスペースから聞かせてもらったので、これまた更にずらりと並ぶグラスが圧巻!ですね!
米澤シェフが忙しい中でも松本氏とスケジュール合わせて京都まで行って、そこでしか味わうことの出来ないお酒なども飲みながら、ふたりで話し合って今日のためのお酒をチョイスしたそう。
そうして、お酒が決まったら、ひとつ一つの銘柄に合わせてお料理を組み立てていったとのこと。
お二人ともかなり忙しいでしょうに、この一日のために、京都まで行き、それぞれのお酒に合わせてメニューを新しく作るって。。。
素人感覚からしても凄すぎですね。
でもそういうことを、苦労、とか、努力、とか感じてないんでしょうね。このふたりは。
何とも楽しそうでイキイキしてる様子を見て、尚更ステキだなぁ、と関心してしまいました。
一杯目のお酒でお店にいる人全員で乾杯しました。
旦那さんと、「イイねー」、「ステキだねー」と話しながら上のフロアに戻ります。
そしてお料理スタート。
一杯目のお酒と一品目のお料理は、
イサキのカルパッチョ オーシャンハーブとフィンガーライム
×
古今 2016
この、皆んなで乾杯した、「古今」というお酒は、松本氏曰く「生まれたばかりの赤ん坊」だったかしら?
とにかく凄い清涼感!
お料理の前にお酒だけ頂いて、お料理を口に入れて味わってから、またお酒を飲む。
という順番でマリアージュを楽しみますが、そうすることで、発見がたくさん!
旬のイサキのサッパリだけど磯の香り、と、フィンガーライムのプチプチ食感が、清涼感溢れるお酒と合う!
美味しいー!!!
そして、このパン。
ケンタッキーフライドチキンのビスケットの超高級版!これがまた美味しいんです。
バターも最高で、濃厚だけど後をひかず程よい塩加減。
絶対お腹いっぱいになるから食べちゃダメ、と思ってもつい食べてしまうー。。。
そして2品目。
トマトサラダ 蛤と雲丹 グリーンチリフォーム
×
ノータイトル 2016
まずもって、「ノータイトル」というタイトルのお酒。と、ミシュラン星付きレストランで頂く「トマトサラダ」。
色々気になる。。
その、気になった「トマトサラダ」は、私史上最高のトマトサラダでした!蛤と雲丹と、その他彩るアイテム多数ながらトマトが負けてない!
トマト三切れだったので、一切れ一口で、上に乗っているもの全て含めて口に入れると、、物凄く見事に混ざり合います!!!
これは驚くレベルの美味しさ!!!
これに、ノータイトル、を合わせると、そのままだけで飲んだ印象と、また違った味わいが広がります!
これぞまさにマリアージュ!!!
思わず、二人で「おぉーっ!」と言ってしまいました。笑
そして続いては、、
蒸し黒アワビ バジル風味の肝ソース
×
愛山 2013
この黒アワビ、めっちゃくちゃ柔らかい!その秘密は、この愛山というお酒に漬けてから蒸しあげたとのこと。
そのことで、より一層お酒とのマリアージュがベストマッチになってます。
そして、バジルで爽やかさを纏った肝ソースがこれまた最高。
ビスケットを食べ終えて次に足してくれたパンにつけて、キレイに平らげました。パンでお腹が膨れるわけにはいかないものの、このソースを最後まで味わいたい!というジレンマ。。
そしてこの特別ペアリングコースの凄いとこは、、、グラスに日本酒が少なくなったらドンドン足してくれること!
私の日本酒をお店で避けがちな理由として、量に対してのコスパが悪い、と感じてしまうのですが、この日はグラスも大きいし、足してくれるし、しかも!!!
お料理6品と日本酒5種で税サ込で、22,000円という破格プライス!
いやいや、もちろんかなり一食のお値段としては充分お高いのですが、JGは普段ディナーコースは19,800円ですし、お高いお店でワインを飲んだりしていても、いちいち値段を聞かないので、「これ、結局サービス料かかって合計いくらになってしまうのかしら」と不安がよぎるものですが、その点、ペアリングでインクルーズされていると完全に健全な精神状態で愉しめます♪
唯一の欠点は、つい飲み過ぎてしまうことですね。勝手な話ですが。笑
この日はディナー前に仕事の軽い打ち上げがあり、夕方から三杯ビールとワインを飲んできてしまったこともあり、そろそろ酔ってきました。
続いては、、、
甘鯛の鱗焼き シェーブルチーズのホイップ ジロール茸
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秋津山田錦 西戸 1561-2
これが、今コースで最もインパクトのある、そして、ペアリング効果を感じた一杯と一品。
シェーブルチーズだけをペロッと舐めてみると、結構酸味が強めなのですが、この西戸を飲んでから、お料理を食べてみると、、、引っかかりが全くなく、とにかく合う!!!
何これー!!!凄い!!!
甘鯛の鱗のパリパリ感も最高!
付け合わせのジロール茸の旨味も効いて、数あるキノコの中から「これじゃなきゃダメ」感満載!
そしてまたお酒飲むと、完璧!って思うわけです。
米澤シェフも、「このお酒に合うこの料理が出来た時点で、今日のコースは勝った!と思った」と話していました。
この記事を書いてる状態はお酒入っていないのですが、その日のテンションで書いてます。笑
そしてメインは、、、
鴨のロースト 初夏野菜 味噌マスタードソース
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秘蔵蔵酒
秘蔵蔵酒、ということで、流通していない、貴重なお酒を今回のために運んできたそう。期待が高まります!
それだけに、ラベルの付いていないお酒。
これがまたコクのある深い味わい。
鴨にも、味噌マスタードソースにも負けてない!
そして、この鴨がとっても美味しい! ここまででかなりお腹いっぱいなのですが、それでもこの肉厚感は嬉しく、火入れが完璧!です!
そしてデザートは、
メロン ココナッツのパンナコッタ kocon
最初のお酒の古今が使われているんですね、かなり効いてます。
メロンで初夏らしいサッパリをハーブティーと合わせて楽しんで、最高のディナーが終わりました。
最後は米澤シェフと一緒に写真撮ってもらいました♪
ご馳走様でしたー♪
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